PAULA FAOUR [Cool Bossa Struttin'] (CD) (2005 / Brazil)
1998年よりDom Um RomaoのバンドやIthamara kooraxらと演奏してきた女性ジャズピアニスト、パオラ・ファウアのデビューアルバムです。ドラムスにDom Um Romao、ベースにManuel Gusmaoというジャズボサのアコースティックトリオという編成で、ゲストとしてボーカルリストIthamara koorax、サックス奏者Jose Carlos Bigorna、ギタリストGabriel Improtaを迎えています。 「Cool Struttin'」、「O Grande Amor」などジャズのスタンダードとジャズの世界でも有名なブラジルの曲で構成されていて、優しいタッチのピアノが魅力だと思います。
JORGE PESCARA [GROOVES IN THE TEMPLE] (CD) (2005)
ジョルジ・ペスカーラも上記のパオラ・ファウア同様、1998年よりDom Um RomaoIthamara kooraxらと演奏してきたベーシストで、プロデューサーのアルナルド氏によると、このデビューアルバムは完成までに4年間かかったということです。エレクトロニック指向のサウンドで、フュージョンといったほうがいいのかな?ツェッペリン、ジミヘン、ボンファ、デオダートの名曲も演奏していて、豪華ゲストが参加しています。ボーナストラックとしてジミヘンの「Powe of Soul」、ツェッペリンの「Kashmir」のボーカルバージョンが収録されているのですが、「Powe of Soul」は特に迫力があります!
MARISA MONTE [MAIS] (CD) (1991)
現代のMPBを代表するマリーザ・モンチ。このアルバムの前作(ライブ盤)に惚れ込んだアート・リンゼイがプロデュースした、マリーザ・モンチ2枚目のアルバムです。なんと坂本龍一も参加しています。マリーザはイタリアに音楽留学したことがあるだけあって、とにか〜く歌が上手い!そして声もいいです♪す〜っと心に入ってくるような伸びやかでクリアな声なのに、ちょっと憂いを帯びていて、しかも包容力を感じさせる声。曲ごとにその表情を変えていて、それが選曲の良さと相まって、とても好きなアルバムです。ボサノヴァとは違う雰囲気のブラジル音楽を聴きたいという方には、特にオススメです。
JOAO DONATO [Quem E Quem] (CD) (2004)
ジョアン・ドナートが1972年にアメリカから帰国し、マルコス・ヴァーリの実質的なプロデュースで作った1973年のアルバム。「Cala boca menino」を除いてオリジナル曲です。なんと、このアルバムでは、12曲中9曲もドナート本人が歌っているのです!彼が歌っているのは、このアルバムしか記憶にないんですが、他にも歌っているのかな?全部彼のアルバムを聴いているわけではないので、わからないのですが。。。お世辞にも上手いとは言えない歌なのですが、なんともいえない脱力具合がハマるんです♪本人は当初自分が歌うことについて弱気だったそうですが、それでこのジャケ?な〜んてね(笑)
Trio 3-D (3-D) [Tema 3-D] (CD) (2001)
Trio 3-Dはとても好きです♪ ブラジル・ジャズ界屈指のキーボードプレーヤーであり、ソングライターでもあるアントニオ・アドルフォがまだ17歳の時に発表した、彼率いるTrio 3-D1964年発売のデビューアルバムです。今回(2001年)初めてCD化されました。17歳ですかぁ・・・・・すごいですね〜!!確かにピアノの音に勢いがあるというか、若々しさが感じられると思います。その後の才能が感じられる、ジャズ・サンバの素晴らしいアルバムだと思います♪
JOAO GILBERTO [JOAO GILBERTO] (CD) (1988)
1973年に発表されたジョアン・ジルベルトのアルバムです。ジョアンの声とギター、ソニー・カーによるブラシだけの伴奏と、シンプルな構成ながら、ギターはキレがあり、その音は素晴らしく、まだ若いジョアンの声も魅力的で、まるですぐそばで演奏しているかのような雰囲気を醸し出しています。ジョアンの中でも大好きなアルバムです。
ASTRUD GILBERTO [The Shadow of Your Smile] (CD) (2003)
1965年に発表されたアストラッド・ジルベルトのセカンドアルバム。日本では「いそしぎ」というタイトルで有名です。クラウス・オガーマン、ドン・セベスキー、ジョアン・ドナートの三者三様のアレンジが冴えた、都会的で洗練されたアルバムです。繊細なストリングス、トロンボーンの効果的な音、「カーニバルの朝」ではルイス・ボンファが伴奏など、アストラッドの歌声と美しい演奏がとてもマッチしていて、おススメの一枚です。どれも好きな曲ばかり♪
ASTRUD GILBERTO [Look To The Rainbow] (CD) (1987)
ジャズ界の巨匠ギル・エバンスをアレンジに迎えた1966年のアルバム。「いそしぎ」などとはまた違った趣で、ギル・エバンス・オーケストラの演奏も素晴らしく、アストラッドの歌声を引き出しています。1曲目の「ビリンバウ」のビリンバウとはブラジルの民俗楽器で、ここでは今夏(2005年)亡くなったドン・ウン・ロマンが弾いています。他に、「シェルブールの雨傘」より「I will wait for you」、ジョアンの作品「BIM BOM」、カルロス・リラの「LUGAR BONITO」、ジョビンの「SHE'S CARIOCA」などが収録されています。
MARISA [MARISA] (CD) (2003)
帯にはブラジルに永く眠っていたジャズボサの至高の名作とありますが、私はジャズボサというより、ジャズのようなボサのようなポップスのようなアルバムだと思います。声質や歌い方などはボサノヴァの先史にあたるサンバ・カンサォンの流れを汲むものだそうですが、彼女の艶やかで伸びのあるヴォーカル、 アレンジにセーザル・カマルゴ・マリアーノを迎えた弦楽器アンサンブルを基調にしたリズム、ボサノヴァ後期にサンパウロを中心に活躍した人気ピアノ&コーラスユニット、ジョンゴ・トリオの演奏など、素晴らしいアルバムです。1971年作。