[Miucha & Antonio Carlos Jobim] (CD) ('77)
ジョアン・ジルベルトの2番目の奥様だったミウシャと、ジョビンのアルバムですが、これはミウシャの初ソロアルバムという感じです。ミウシャの声がなんともいいです!ジャケットの笑顔からも感じられる、ちょっとハスキーな温かいぬくもりのある声が、あたりを包み込んでいくような雰囲気です。「SAMBA DO AVIAO」(ジェット機のサンバ)、「Sei La "A Vida Tem Sempre Razao"」、「Pela Luz Dos Olhos Teus」、「Choro De Nada」など、選曲もとてもよいです。とにかく楽しく歌っている雰囲気が伝わってくるアルバムです。彼女の弟シコ・ブアルキも参加しています。
[Miucha & Tom Jobim] (CD) ('79)
ミウシャとジョビンのコンビ第二弾のこのアルバムはニューヨークで録音され、ベースにはロン・カーターが参加しています。オープニングはノリのよい「Turma Do Funil」で始まり、2曲目以降は、「Triste Alegria」、「Sublime Tortura」、「Samba Do Carioca」など前作に比べてしっとりした雰囲気で、ジャズのテイストも感じられます。ジョビンのピアノがまたミウシャの歌をひきたてるような演奏で、1作目とは違った趣があります。最後の「Dinheiro Em Penca」はジョビン・カカーゾ作の10分近い曲で、これが唯一の録音だそうです。
ANTONIO CARLOS JOBIN [Stone Flower] (CD) ('70)
このアルバムはボサノヴァをアメリカに紹介したクリード・テイラーのプロデュースによるアルバムです。エウミール・デオダート、ロン・カーター、アイアート・モレイラなど一流のミュージシャンが参加しています。このアルバムはジョビン自身もお気に入りの一つだったそうで、アルナルド氏によると晩年彼は「今聴いてもモダンな感じがすると思う」と言っていたそうです。
収録曲のうち4曲目の「Brazil」だけが彼の作品ではないのですが、この有名な曲のアレンジと彼の歌声がとても気に入っています。
NARA LEAO [Dez Anos Depois] (CD) ('71)
ボサノバのミューズ、ナラ・レオンが軍事政権の弾圧から逃れるため亡命していたパリで、1971年に女性ギタリストのトゥカと組んで録音されたアルバムです。アントニオ・カルロス・ジョビンによるスタンダードナンバーを中心とした、名盤といわれているアルバムです。ジャケットからも感じられることなのですが、しっとりとしたというよりは、どこか切なさや哀愁が漂う雰囲気が感じられます。時代背景や彼女の当時の状況とも関係しているのでしょうか・・・
24曲収録で有名な曲が揃っていますので、ボサノヴァの曲を知る上でもお薦めかもしれません。
STAN GETZ & LUIZ BONFA [JAZZ SAMBA ENCORE!] (CD) ('79)
JAZZ SANBA」に続いてスタン・ゲッツが出したボサノヴァアルバムで、このアルバムではボンファと共演しています。ジョビンやボンファの曲がほとんどですが、全体的に感じられる雰囲気は、やはりボサノヴァテイストのJAZZという印象です。昼間よりは夕暮れ時から夜にかけて似合う雰囲気ですね〜。時折入るマリア・トレード(当時のボンファ妻)の歌声はやさしくさわやかで暖かみがあって、それがとてもいい雰囲気を醸し出しています。
FLORA PURIM [Flora E M.P.M] (CD) ('65)
ブラジリアン・ジャズの大物女性ボーカリスト、フローラ・プリムのデビューアルバム。アイアート・モレイラの奥様でヤナ・プリムの姉でもあります。後にアイアート・モレイラと共にアメリカに渡り、ジャズ・フュージョン界で世界的に活躍しています。日本初のCD化で6曲のボーナストラックが収録されています。グルーヴィーなボサノヴァサウンドを聴かせてくれます。ライナーノーツはアルナルド氏が書いているのですが、なにせポルトガル語のため、内容はわかりません(^-^;
IVAN LINS [CHAMA ACESA] (CD) ('75)
エリス・レジーナがイヴァン・リンスの「Madalena」 を歌い大ヒットさせ、その後ブラジルにとどまらずジョージ・ベンソン、サラ・ヴォーン、エラ・フィッツジェラルド、マンハッタン・トランスファー、クィンシー・ジョーンズなど有名なミュージシャンたちがイヴァンの曲をカバーするなど、イヴァン・リンスはブラジルMPB界で最も有名なシンガーソングライターの一人です。このアルバムはイヴァンの初期の作品でメロディラインがきれいです。声は私の好みとはちょっと違うのですが(^-^;
JOYCE [フェミニーナそして水と光] (CD) ('93)
FEMININA(フェミニーナ)」(1980)と「AGUA E LUZ(水と光)」(1981)の代表的なアルバム2枚が収録された日本盤のカップリングアルバム。歌も曲作りもギターもこなす多才な彼女はただ単に上手いだけではなく、独自の世界を築き上げているところが素晴らしいです。彼女の声は聴いてすぐに「あ、ジョイスだ」とわかるほど特徴があります。張りのある声なのですが、なんていうんだろう、大きく包み込むような包容力と安定感を感じます。軽快な「FEMININA」から始まり、どの曲もとてもよく、ましてやカップリングとくればこれは大変お得で、手にいれやすいこともありお薦めです!
LISA ONO [NaNa] (CD) ('90)
タイトルは「ナナン」と読みます。'91年に「日本ゴールド・ディスク大賞/ジャズ部門」を受賞したアルバムで、とても幸せな感じに満ちた、オリジナリティあふれるアルバムになっています。6曲目の「星の散歩」が、確かポレールワイン(サントリーかな?サッポロかな?)のCMに使われて、とてもヒットした記憶があります。この曲で小野リサが、ボサノヴァが、一般的にも注目浴びたんじゃないかな〜と思います。日本のボサノヴァにおける小野リサの貢献って、すごいですね〜^^ 最後の「Canto para Nana」は、夕日の沈む海がとても似合いそうな曲です♪
LISA ONO [SERENATA CARIOCA] (CD) ('92)
小野リサの4枚目のこのアルバムは落ち着いた雰囲気で、Nanaよりもよりボサノヴァ色が濃いアルバムになっています。10曲目の『太陽の子供達』はNHKの「みんなのうた」で取り上げられた曲で、かわいい女の子とのデュエットが印象的な曲なのですが、私は日本語で歌っているのが妙に違和感を感じました。曲がとてもいいだけに、o(>、<)o ウ~ン なんだろう、小野リサはやっぱり日本語よりもポルトガル語のほうが自然な感じがするんですよね〜。小野リサは話してる時も、日本語なんだけどちょっと外人ぽいところがあるし、だからなのかな。でも、女の子の声もとても可愛らしいので、まあよしとしようかな^^