ここではブラジル音楽の中でも、特に大好きなBOSSA NOVAMPBを中心に紹介します。
ボサノヴァは1950年代の終わり頃、ブラジルで生まれた音楽です。ジョアン・ジルベルト、アントニオ・カルロス・ジョビンという二人がいなければ、ボサノヴァはここまでにはならなかっただろうと言われています。かたやMPBは、ムジカ・ポプラール・ブラジレイラの略で、
エミペーベーと読みます。MPBはボサノヴァの影響を受けながらも他のジャンルの要素を取り入れた、「ポスト・ボサノヴァとして誕生した'60年代以降のブラジルのポピュラー音楽の総称」です。

ASTRUD GILBERTO [The Essential] (Vinyl)
このアルバムは、私をBOSSA NOVA の世界へ導くことになったアルバムで、この本人が写ってるジャケもとってもセンスが良くてかわいい雰囲気で大好きです♪
下のナラ・レオンに紹介されたジョアン・ジルベルトと恋に落ち結婚し、ジョアンの影響で音楽に興味をもった彼女がたまたま歌うことになって、一躍彼女を有名にした「イパネマの娘」も収録されています。元祖へたうま歌手と言われてると聞いたこともあるけれど(笑)、私は彼女のちと不安定だけど、自然であたたかみのある声や歌い方がとても好きです。
NARA LEAO [Personalidade] (Vinyl)
私が初めてボサノヴァを聴いたのが、彼女のアルバムでした。このアルバムではありませんでしたが。
裕福な家庭で育ったナラのマンションには、ボサノヴァの主要なミュージシャン達が集まり、毎日のようにセッションを繰り返していたと言われています。また、アストラッド・ジルベルトに歌を教えたとも言われています。残念なことに、89年に40代の若さで亡くなってしまいました。
アストラッドはボサノヴァの女王、ナラはボサノヴァの女神と言われています。
JOYCE [Tardes Cariocas] (CD) ('83)
「第2世代ボサノヴァのミューズ」と呼ばれる、ブラジルを代表するシンガー&ソングラ イター。
97年頃にイギリスのクラブシーンで彼女の80年代の曲が話題になり、ブラジル音楽の世界だけではなくファンの多い女性です。このアルバムは超レア盤だったのですが、97年に再発されました。
このアルバムはJOYCE 自身がセルフプロデュースし、自主レーベルから出したアルバムで、彼女自身も気に入ってるアルバムとのことです。彼女の歌声はアストラッドとかのように軽やかというのではなく、力強いというかなんというか。。そこがまた独特の魅力でいいんですよね〜。
GAL COSTA [Plural] (CD) ('90)
MPBヴォーカリストの女王、ガル・コスタが90年に発表したアルバムです。「プルーラル」というタイトルは「複数の」という意味なのですが、それを象徴するようなアルバムジャケで、彼女の歌もまたいろいろな表情をみせてくれます。オープニングの「Salvador nao InerteLadeira Do Pelo」は呪術的なサンバ・レゲエのリズムで、最近までなにかのCMに使われていました。なんのCMだったかは忘れてしまいましたが。他には「ビギン・ザ・ビギン」なども収録されています。とにかく歌が上手くて、表現力も変幻自在で、ついつい聴き惚れてしまいます。
LISA ONO [Esperanca] (CD) ('94)
ご存じ小野リサです。彼女がいなかったら、日本でここまでボサノヴァは広まらなかったかもしれませんね〜。この「エスペランサ」が出た頃、箱根の彫刻の森美術館での彼女の野外ライブに行ったのですが、彼女のハスキーでゆったりとした暖かみのある歌声同様、夕方から行われたライブもとても居心地のよい、素敵なライブでした。なのでこのアルバムを聴くと、その当時のライブが蘇ってきます。
このアルバムは12曲中9曲が小野リサのオリジナル曲です。5曲目の「Estrada Branca」では、この年の12月にこの世を去ることになるアントニオ・カルロス・ジョビンと共演しています。
LISA ONO [Bossa Carioca] (CD) ('98)
小野リサの10作目にあたるこのアルバムは、ボサノヴァの原点に戻ってみたというアルバムで、ボサノヴァの名曲揃いです。とっても心地よいです。
彼女も気分良く歌っている感じが伝わってきます。文句なしにいいですね〜。
夏でなくとも、暖かな昼間日だまりの中で、テラスなんかでのんびりビールやワインを飲みながら聴いていたいアルバムです。
LISA ONO [Dream] (CD) ('99)
これはJAZZのスタンダードナンバーをカバーしたアルバムです。
どれもみな懐かしい曲というか、誰しもが一度ならず耳にしたことがあるでしょう、という知っている曲ばかりなのですが、このアルバムを聴いているうちに、なぜか彼女のオリジナルに聞こえてしまう感じがしてきて、それはきっと彼女がこれらの曲を愛しているからなのでしょうね。
余談ですが、このアルバムを出して以降、彼女のコンサートは超満員らしいです。私もこのアルバムは好きだけど、でもオリジナル曲ももっとやってほしいな〜と思ったりもします。
SERGIO MENDES & BRASIL' 66 [Stillness] (Vinyl) ('71)
「マシュ・ケ・ナダ」や「ワン・ノート・サンバ」といった曲のイメージで買ったこのアルバムは、想像していたものとは違っていました(あまりボサノヴァっぽくなかったんです)。
このアルバムを最後にグループ名も「ブラジル66」から「ブラジル77」に変わって、ボーカルのラニ・ホールもグループを去ったということです。買った当初は想像と違うのであまり聴かなかったのですが、今改めて聴くと、これがなかなかにいいんですね〜。
V.A [talkin'Loud "Brazilica!"] (CD) ('94)
'80年代後半に、ダンスミュージックとしてのジャズを打ち出し、アシッドジャズの一大ブームを巻き起こした、ジャイルス・ピーターソン率いるイギリスのレーベル" TALKIN' LOUD " から94年に発売されたアルバムです。このアルバムはジャイルス・ピーターソンによるセレクションで、Sergio Mendes & Brazil77Baden Powell などの6070年代のラテン音楽が収録されています。さすが、かっこいい選曲になってます。
MARCOS VALLE [SAMBA'68] (CD)
1968年に発売されたマルコス・ヴァーリのアルバムです。彼の最も有名な曲「サマーサンバ」他、このアルバムでは、マルコスの奥様だったアナマリアとの素晴らしいデュエットがたくさん収録されています。彼の曲も彼の声も大好きで、ずっと欲しかったアルバムでした。お薦めです♪
STAN GETZ [BOSSA NOVA] (CD)
多くのファンを持つテナーサックスの雄Stan Getz。本来ならばJAZZなのだろうけれど、彼はボサノヴァの普及啓蒙に一役買った人でもあり、アストラッド・ジルベルトに歌を歌わせて「イパネマの娘」を大ヒットさせた人でもあるのでここに入れます。彼のボサノバアルバムは何枚もありますが(特に有名なのは「GETZ/GILBERTO」ですが)、これはVerveレーベルから出たものをまとめたGetzのボサノヴァベスト盤です。当然「イパネマの娘」も入っていますし、ジョアンやジョビンとのコラボレーションも入っています。スタンダード揃いですが、やはりアストラッドが歌っているのが好きです。